「地熱住宅」橋本工業

福知山市の午後の訪問は、「地熱住宅」の住宅を見学させていただきました。この住宅を建設した橋本工業の橋本良一代表取締役と上田公平宅建取引主任者に案内していただきました。

  1. 地熱住宅と聞いて、私たちは地下から一定の温度の風又は水などを引き入れて冷暖房をしているのかと思いました。しかし、まったく考え方が違うのにおどろきました。家の立て方で地面の熱を利用した温度の安定化を図っているという点です。高断熱・高気密+地中熱利用という仕組みでした。
  2. 上記の図は北海道アイヌの住宅です。極寒の地で藁葺きのアイヌの家がなぜ暖かく保たれるのか。冬は、雪による気密性の高さと地表に立てられた家の土間と囲炉裏による地表熱の暖かさの伝わりが、その秘密だそうです。これまで日本の住宅は湿気が多いこともあり床を高くして家を造っていましたが、床から風が通る構造を廃して断熱材で家の回りを囲み、アイヌの地表に立てられた家と同じ構造にして、住宅内を暖かい空気・冷たい空気が夏冬相互に、上下にながれる道をつくり、湿度も低い状況に保つことで、快適で冷暖房エネルギーの節約があり、健康にも良い住宅を実現しているということでした。会社の資料によると温度環境は、夏 平均27度、冬 平均18度、湿度環境は、夏 平均65%、冬 平均58%ということでした。
  3. 私たちはその住宅の中で説明を受け、室内を見学させていただいたのですが、大変爽やかで気持ちのいい空間でした。

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