芦生小水力発電施設

 5月19日付の京都新聞に、京都府が芦生に小型水力発電施設を作ったという記事が出ていました。
 懇談会のホームページ等編集委員会では国際ツーリストビューローの富田さんの呼びかけの下、早速取材に行ってきました。
 6月2日土曜日、大阪、兵庫、滋賀の人まで含めて総勢14名の参加です。

芦生山の家

 芦生山の家に着くと管理者、今井崇さんが山の家の施設の紹介から発電施設の紹介までをして下さいました。
 山の家は元々昭和44年に蜷川知事の時に京都府が建設し、11年前に美山町が立て替えたもので、立派な松の梁が使われ、建前に4ヶ月もかかったそうです。芦生の豊かな自然の中で、散策拠点として役割を果たしています。

水力発電施設

水力発電施設は、美山町の芦生山の家の近くの水路の水を利用しています。これで、山の家の使用電力の3分の1を賄い、災害時のコンセントや冷蔵庫に用いる電源と電力会社とつながる補助電源の2系列を整備したということです。
 京都府は事業目的として、「過疎化・高齢化の進行に伴い集落機能の低下が深刻な農山村を対象に、未利用エネルギーを活用することにより地域振興を図るモデル事業として実施する」として(1) 自主電源の確保による地域防災の強化(2) クリーンエネルギーの活用による地域振興をあげています。即ち、自主電源の確保と共に、エコツーリズム:観光・集客に役立てていこうということです。
 発電施設は落差6メートルの水流で直径20センチ、幅3.5センチの羽を回すクロスフロー式。出力は約1.5キロワット(普通3世帯分程度)です。

集落ごとに水力発電があった

 今度発電施設が作られたところは昭和5年当時、京大演習林の製材所のための発電施設が置かれていたところ。そして、美山では戦後に関西電力が電気の供給を始めるまでは集落ごとに水力発電施設を持っていたのだそうです。私たちが目指しているものが夢ではないのだというのがわかりますね。

ちょっぴり原生林を味わい、大いに地鶏と地ビールを味わう

  富田さんの呼びかけのタイトルは「芦生『自然体験』」。芦生の演習林を今井さんに案内してもらうも、時間の都合でマイクロバスでの往復だけとなり、そのかわり?地鶏や鹿肉も出てくるバーベキューと地ビール「周山街道」で大いに盛り上がり、それぞれの自然エネルギーに対する思いや実践を交流し合って楽しい時間を過ごしたのでした。

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