地区外から入り込んできた建設資材業者による騒音や野焼きなどの無法に対して住民自身が力をあわせて取り組んできた経験から、自分たちの地域は自分たちで守ろうと、2008年、「まちづくりアンケートが実施されました。
住み続けたいが4割
「住み続けたい」が4割しかなく、転居したいが22%も。
事実同じ山間部でも志津川地区だけが人口減少。
その他まちづくりに必要なこと
しかし、色々な願いも表明された。
嘆いているより自分たちで何とかしようと2009年7月まちづくり協議会を設置。3つの目標を決めました。
1、緑豊かな美しい自然を生かしたまちづくり 課題 ・自然環境の保全と育成・農地等の土地利用について ・地域破壊を許さない取り組み 2、生涯住み続けられる住環境をつくるまちづくり 課題 ・住居の確保 ・交通等の住民の足の確保・働ける場所の確保 3、助け合って生きていけるまちづくり 課題 ・区、町内会 ・自主防災組織等 ・神社、寺など |
第3回協議会、浄瑠璃寺でお聞きした佐伯快勝住職の法話は、 その後の活動に大きな力になりました。
又、当尾の「吊り売り」全国無人販売発祥の地の歴史などについて吉本喜洋さんからお聞きしました。
ホタル舞う志津川の良さを更に伸ばしていくため、「川」から取り組むことに。
京都府保健環境研究所からお話しを聞いたり、志津川のホタルや鮎の生息環境も調査。
ホタルの自然育成に成功している井手町多賀地区南谷川にも出向いて地元からお話しを聞き実地に調査見学をしました。
「志津川地区ホタルを守る規則」も制定。緑豊かな自然を生かした志津川地区を残すためのルールを作り、老人施設五和の園ではホタル時期の該当の消灯などの協力をされています。
志津川地区ではイノシシや鹿などによる鳥獣被害が頻発しています。
その要因の一つ里山の荒廃をくい止めるために、市道志津川18号線のフィールドワークに取り組みました。
この道はかつては宇治に至る主要な道路の一つでしたが、現在は竹林が覆い被さり通行不能状態になっています。
市に改修予定がない中で、まち協としてフィールドワークに取り組むことに。
20人のメンバーと区民ボランティアの協力で一気に「通行可能」になりました。
まちづくり協議会では月1度の協議会の模様や地域の身近な情報をニュースにして全戸に配布。すでに15号になり住民によろこばれています。
協議開設立から2年。参加しているみんなが元気になり、地域を良くしたいという思いを育てています。